実習を終えて(授業編)

昨日で実習を終えました。

書きたいことがありすぎてまとまらなかったので、何回かに分けて投稿しようと思います。

 

今日は3週間の授業の振り返りです。

 

最初の週は、授業をする前にとても緊張していました。

6月から準備し始めた指導案でどうにか授業を成り立たせたい!

その思いで、必死でした。

黒板後ろの机には、教科書、ワークシート、模造紙、指導案を並べて。

先生方や他の教育実習生からは、「毎回たくさん準備していて、すごいね。さすがだね。」と褒めていただくこともありました。

ですが、最初の頃は、子どもたちの教材を作っているというよりも、自分のためのお守りを作っている感覚でした。

教材を持たずに臨む授業は、なんだか怖くて。間ができるのを恐れていました。

机間指導をしたり、子どもたちに発表してもらったり、黒板に字を書いたり、活動のまとめをしたり。

そういった一つ一つの動作がぎこちなくて、指導案を説明書のよう思って、それをなぞるように授業していました。

子どもたちを見るべきなのに、指導案をなぞって授業を進めることに必死だったなと振り返ります。

 

2週目は、授業をすることにもだんだん慣れてきました。

指導案は見ず、授業のおおまかな流れを付箋にまとめたものと、板書計画の2つだけを見て授業を進めました。

そうすると、子どもたちの表情がだんだんと見えてきて。

少しずつ、子どもたちを見ながら授業ができるようになりました。

授業中の子どもたちの笑顔が増えてきて、嬉しく思いました。

子どもたちからの「先生の授業楽しかった!」という言葉に、何回も救われました。

ですが、その一方で、授業についてこれていない子がいるということも、分かるようになってきました。

 

3週目は、指導案なしで授業をしました。

授業をすることに対しての緊張は、ほとんどなくなりました。

慣用句で『学び合い』の授業をした日に、「先生の『全員で』のやつとっても面白かった!またやりたい!」と言ってくれる子もいました。

とても嬉しかったです。

課題の内容よりも、全員でするということに面白さを感じてくれているのが嬉しかったです。

一斉指導では、やはり分からない子に注目してしまうことが多かったです。

全体と個のバランスが自分にとっての課題でした。

頭の上にハテナが浮かんでいる子どもがいるのに、その子を置いて授業することに矛盾を感じていました。

ごめんねと思いつつ授業を進めることもあり。

誰のための授業なんだろうかと思うこともありました。

これからも、たくさんのことを考え続ける必要があると感じました。

 

14回行った授業で、たくさんのことが学べました。

授業の改善点、一斉指導のポイント、『学び合い』で上位2割が動くことを実際に見れたこと、全員ができることの意味を分かってくれる子がいること、ブレない軸を持つことの難しさと重要さ。

本当にいろんなことが知れました。

自分のものにできるようにしたいです。