いつかはファーストペンギンに

今日も今日とてボランティアに行きました。

いろんなクラスのサポートに入るわけですが。

一限は6年生と一緒に、土曜日に行われた学校の150周年祭の後片付けを。一限は後片付けの時間に当てられていたのですが、15分と経たずに片付けが全て終わりました。仕事を探して自主的に動く姿が流石でした。

 

その時間で特に印象的だったのは、ファーストペンギンのお話です。

150周年祭でたくさんのサポート(前日準備や後片付け、縦割り班の班長など本当にいろいろ)をしてくれていた6年生に、担任の先生がされたお話です。

「ファーストペンギンという言葉を知ってますか。ペンギンは、最初の1匹が海に飛び込むまで、決して勝手に飛び込まないんです。やっぱり最初って勇気がいるからね。そんな中、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて1番最初に飛びこむ1羽のペンギンのことをファーストペンギンというんです。この学年には、ファーストペンギンがたくさんいます。みなさんのようなファーストペンギンがいるから、この学年は良い方へ良い方へ伸びていけるんだと思います。あと半年を切った小学校生活ですが、今まで通り、みんなで協力して過ごしましょう。」

おおよそこんなお話をされていました。

 

そして教室に戻った6年生。私も一緒にそのクラスに入りました。すると、ある2人の会話が聞こえてきました。

「ファーストペンギンってかっこいいね。」

「うん。けど、1番最初って怖くない?」

「怖いと思う。だけど、怖いけど、僕もファーストペンギンになれるかな。僕はみんなみたいにファーストペンギンになりたい。」

 

こうやって先生の言葉は届くんだなと思いました。

みなさんのおかげで150周年祭が大成功だったね!ありがとう!だけでは伝えられないこと。

 

先生のフィードバックの大切さを講義で習いましたが、先生が子どもたちを信じることで、子どもたちも先生のことを信じ、自分自身のことも信じられるようになると感じました。

 

とても素敵な先生のお話でした。