杖をついたおじいさんの歌

昨日、合唱のコンサートがありました。

地域の合唱団体が27団体集まり、素敵な合唱がたくさん聴けました。思わずうとうとしてしまうときもありました。

 

今回のコンサートで一番心に残ったのは、杖を持ったおじいさんの歌です。

プログラムも後半に入り、次はどんな歌が聴けるのかな〜と楽しみにしていると、舞台袖から70代くらいのおじいさんが、杖をつきながら出てきました。

しかも、おじいさんはステージ上で、指揮をしながら歌っていました。

指揮といっても、通常のステージ中央での指揮ではありません。みんなと一緒の列に立ちながら、杖を床に打ち付けることで指揮をしていました。

杖をつきながら、楽譜をめくりながら、指揮をしながらのおじいさんの歌声は、歳を重ねることでしか出せない、強く響く歌声でした。

思わず泣いてしまいました。

 

やっぱり歌って素敵だな、これからも

音楽と関わっていきたいなと思える機会でした。

「合唱」でつながる人たちと集って、歌う時間が、とても好きです。