「生徒に一生涯の幸せを与える学級経営」を読んで

師の著書である「生徒に一生涯の幸せを与える学級経営」を読みました。

 

なるほどと思えることや、そういうことだったのかと腑に落ちることがたくさん書かれていました。

 

また、自分の今までの解釈違いに気づくこともできました。今回印象に残ったことは以下のことです。

 

〇能力があっても人と付き合える人でなければ使えない

→「20代にとって大切な17のこと」という本にも、【才能は、光が当たらないと埋もれたままになる】と書いてありました。他の人からみてすごい!というのは、誰かに見られるまではないものと一緒です。人と関わることで初めて、自分の才能に気づくこともできるのでまずは他者との関わりを持つことが大切だと再認識しました。

 

〇頭の良い人とは、他者の能力を自己の能力に取り込むことができる人

→師に会う前は、自分のことは自分ですることがいいことだと思っていました。そして、他者を頼ることは相手に迷惑だと思っていたので、人に何かを頼むことがとても苦手でした。

ですが、師と出会い、他者の能力を借りられるのも才能だと教わりました。自分が苦手なこと(やできないこと)は他者に頼ることが大切だと知りました。当時の自分にとって、これはかなりの驚きでした。

他者の力を借りるためには、自分も他者に力を貸す必要があります。持ちつ持たれつの関係がお互いにとって得であるということは、自分にとって大きな気づきでした。

 

〇自分の集団での振る舞いが、他メンバーに見られている。

→自分が他者の力を借りたいと思ったとき、もしも他者が力を貸してくれないのだとしたら、それは今までの自分の振る舞いが良いものではなかった証拠です。今までのつながりを切らないためにも、これからつながりたい人とつながるためにも、自分の振る舞いには気をつけようと改めて思いました。

 

〇みんなが一緒にやれば、全員の負担感は減って長続きする

→やはり、集団の力は大きいなと感じました。

 

〇競争:目標は一部のメンバーしか達成できない

 協同:目標は全員が達成できる

→クラスは競争的ではなく、協同的なものであるべき。協同的なクラスになるには、全員が達成できる目標を掲げる必要があると分かりました。

 

〇「この集団に所属し続けたい」と思える集団を形成することが大切

→自分も集団を形成している要素であることを認識して、行動する。

 

〇問題が起こるということは、どんな言い訳をしても「やったふりをした」ということ

→とても耳が痛い話でした。頑張ったことを言い訳にしても、やはり問題が起きるということは頑張りが足りなかったということ。いや、やったふりをしたということ。やったふりをせずに、誠実さと謙虚さを忘れずに。

 

自分の行動を見直し、本の内容が体に染みつくまで繰り返し読みたいと思いました。