防災士講座の2日目でした。
1時間の講座×6回と、50分の試験でした。
1番印象に残ったのは、防災士のあり方についてのお話です。
避難所で生活をする方は、ボランティアの方や支援に来てくださっている人に「ありがとう」と言います。
その一方で、誰かに「ありがとう」と言われることは少なくなります。
そして、最初は心からの感謝だったはずが、いつの間にか申し訳ない気持ちからくる「ごめんね」や「気の毒にね」に変わっていきます。
防災士は、被災者ができることは被災者にしてもらい、できないことはサポートしてあげるというスタンスが大切になると学びました。
配膳や食事作り、瓦礫処理など、防災士(やボランティア)が被災者の力になれる場面はあります。
ですが、サポートをすることは、被災者から「できること」を取り上げる行為にもなってしまうと感じました。
非日常の中にある張り合いを奪ってしまいかねません。
なので、防災士の仕事は「ありがとう」と言われることではなく、被災者を、「ありがとう」と言われる人にすることだと感じました。
なんでもやるよりも、被災者が「役に立てている」と思える環境整備が大切になると学びました。
試験の結果はまだ分かりませんが、今あるだけの力は出せました。
約1ヶ月、頑張りました。
明日は東京を観光して、羽を伸ばしまくってから帰ろうと思います。